よく行くコンビニにいつも新刊が置かれている漫画「蟻の王」かなり気にはなっていたんですがホストっぽい出で立ちのキャラで読むのを避けていた。そんな漫画が電子書籍レンタルストア「Renta!」にて第1巻が無料試読可能だったので読んでみた。これが意外に面白く主人公の亜久里四郎が超ダークーヒーローだった。
もしカバーで自分と同じように敬遠している人がいるなら無料期間中に是非、読んで欲しい。
あっこれ、シリーズ通して読みたいかも…なんて思えるほど面白い漫画だ。ヤンキー漫画的なノリだが無差別に人をなぶる主人公は読んでいて爽快感抜群。しかも根子長吉っていうお爺ちゃんがむちゃくちゃに強く、カッコイイ(笑)
この漫画の主人公はやたらとケンカが強い亜久里四郎といった超イケメンだ。実は四郎…六道財閥グループのボスである六道鬼三郎といった男の実の息子。そして六道鬼三郎は老いて他界。そこへ遺産相続を巡るトラブルに巻き込まれていくといった感じだ。とはいっても四郎本人はあまり遺産に興味はない様子。
単に遺産相続を放棄しなければ自分目当てに強いヤツが襲いかかってくるから戦いたいといった生粋のバトラーなのである。
そんな四郎に遺産相続の権利放棄をお願いする人物が鬼三郎の執事だった根子長吉といったお爺ちゃんだ。荒くれ者でもある四郎に手を焼くが1巻終盤では四郎の仲間になり六道グループへケンカを売っていくことになる。
ちなみに鬼三郎には3人の血が繋がっていない子供がいる。この3人が今後の六道財閥を引っ張っていくようになる。唯一、血が繋がっているのが四郎だけ。そんな四郎が邪魔になった3人は四郎に様々な刺客を送り込んで潰そうとするのだ。
蟻の王 1巻は主人公が無双するバイオレンス漫画
亜久里四郎といった男は地元のヤンキーではとても敵わない狂犬だ。地元でも恐れられている。第1巻ではそんな四郎が大暴れ。正統派のヤンキー漫画なら鈍器や凶器など使わずに拳だけで成り上がっていくが四郎といった男はそんなもの関係ない。
電車でイきってるヤンキーをノシたかと思えば近くにいたサラリーマンにまで手を上げる。自宅に奇襲を仕掛けてくるヤンキーにはボウガンの矢で足を貫通。トドメは頬に矢を突き刺したりする。
もうかなりのバイオレンス漫画に仕上がっているのだ。
ただグロいかと言えば、そこまでグロく感じない。絵が綺麗で細部まで細かく描写されており、バトルシーンの爽快感も強い。以前にレビューした東元俊也先生の漫画「バタフライ」のような漫画が好みなら絶対に楽しめる漫画に仕上がっている。
執事である根子長吉が渋くて格好良い
執事役として登場する根子長吉といったお爺ちゃんが登場するのだが強くてダンディなのだ。実はこの長吉おじぃちゃん…主人公の四郎並に人気があったりする。
また外見も特徴的。
金属に覆われた長靴を履いているのだ。そして澄ました出で立ちでダンディ。
蟻の王を読むなら是非、主役の四郎を凌ぐ人気者:根子長吉(ねこちょうきち)に注目をしてもらいたい。この漫画はストーリーも面白いし、登場キャラも多くが魅力的な漫画なのだ。
漫画「蟻の王」レンタル情報
蟻の王
日本の全てを牛耳る財閥の長・六道鬼三郎が死んだその瞬間、鬼三郎の隠し子である田舎ヤンキー・亜久里四郎の生活は一変! ナイフやボーガン、日本刀に拳銃と何でもアリのサバイバルバトルに巻き込まれて……!? 最強ヤンキーVS国家権力! 前代未聞どころではないバイオレンスがここにある!!
※2017年6月21日まで電子書籍レンタルストア「Renta!」にて第1巻がまるまる無料で読めるキャンペーン中!